Website:ウェブサイトのミカタ


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ウェブサイトとは

辞書的に説明すると、インターネット上の様々なウェブページや画像・音楽などのデータ・ファイルなどで構築された情報の集合体のこと。開設しているユーザー(個人から会社・団体まで多様)専用の情報発信の場です。「Webサイト」と表記したり、単純に「サイト」と呼んだり、「ホームページ」とも同じ意味で使われています(註1)

最近では、インターネットサービス会社が提供するサービスを利用したブログやフェイスブック・ツイッター(註2)などを自身の専用サイトのようにして情報発信するケースも多く、多様化しています。例えば自身のドメイン(註3)を取得した「ウェブサイト」の他に、さまざまなネット上のメディアを利用した専用ページを作ったりして、使い分けや、より多くの人の目に触れるような工夫をしている政治家も、最近では多く見られるようになりました。

政治家・政党のウェブサイト

ウェブサイトはネットでの情報収集の基本ですので、知りたい候補者などがいたら、まずはそのウェブサイトを調べてみましょう。その多くはインターネット上で名前を検索するだけで上位に出てくるはずです。ウェブサイトの場合は、「なりすまし(註4)」はあまりありませんが、その議員の所属する政党や、現職議員なら衆議院サイト参議院サイトの議員紹介ページからジャンプするとより確実です(ただし、衆参のサイトは更新に時間がかかります)。また初めて立候補した候補者の場合は、公式サイトなどはまだ作っておらず、ブログのみという方も結構います。新人ゆえ検索サイトの上位に出て来ないことも多いですから、やはり政党サイトの候補者リストを見るのが良いでしょう。

最近では国会議員のほとんどがウェブサイトを開設していると言っても過言ではありません。ただ、ウェブサイトでで発信する情報の内容にはかなり個人差があります。シンプルなものですと、プロフィールなどの基本情報程度しかないサイト。こちらは残念ながら、ネットにおいては積極的な活動の場となっていないケースです。今後は恐らく改善されるでしょうが、現時点ではこちらのケースも珍しくありません。また逆に、サイト内にブログ(日記)や政策、活動報告、国会等の質疑の全文掲載や政治的な提言を行うコラム、個人的な趣味や地域情報のページなど、多彩に盛り込んだものもあります。さらには、別サイトにブログやフェイスブック等を開設していて、サイトにその各メディアの更新情報のウィジット(註5)貼り付け、サイトは基本情報と多彩な別のメディアへジャンプするためのポータルサイト(玄関口となるサイト)と位置づけているものもあります。

ちなみに、インターネットでの発信が見つからない候補者がいた場合や、政党にも所属していない場合でも、選挙公報がインターネットで確認できるようになりました。総務省では2012年12月の衆議院選挙よりインターネット上での選挙公報の公開を始めています。総務省の道府県選挙管理委員会ホームページ一覧より各選挙管理委員会のページにジャンプし、公報や候補者の情報を確認してみてください。ただし、各委員会や各候補者により掲載内容に違いがあり、加えて前回選挙の例で言えば、情報アップのタイミングも地域によって差がでていました。

ドメインに注目〜マニア的な愉しみとして

政治家のウェブサイトの多くは、自身のドメインを取得しています。その大半は自分の名前をそのままドメインに使用している方が一般的です。例えば、安倍晋三首相の場合は「www.s-abe.or.jp」。しかし、ドメイン一つにも個性が垣間見られることがあります。例えば、名前を数字にあてて「www.510.to」は後藤茂之議員。大阪選出の中山泰秀議員は「www.iloveosaka.jp」です。他にも選挙区だったり、ニックネームや自身のサイトのネーミング(普通は名前をサイト名にするが)をドメインにしていたりするケースもあります。

もちろん、ドメインのつけ方には政治思想などとはあまり関係ありませんので、ちょっとした“愉しみ”程度で見てみてください。しかし「名は体を表す」と言いますから、あまり個性的なドメインだと、深読みしたくなる人もいることでしょう。

オススメのウェブサイト

ここでは、ウェブサイトでの発信に力を入れているものをご紹介します。ここでピックアップしたものは、あくまでの「ウェブサイト」として充実しているという視点です。政治思想や情報内容に関しては、資料として掲載している「各党のページ一覧」や「各党の議員紹介ページ一覧」から、目的のページを探し、ご自身で情報収集をしてください。

「自民党 公式サイト〜フォトギャラリー」より「自民党 公式サイト〜フォトギャラリー」より

自由民主党 Lib Dems
 http://www.jimin.jp/
→自民党の公式サイト。政党のウェブサイトの中で、特に整然として情報が充実し、目的を探しやすい。

「江田けんじNET〜コラム」より「江田けんじNET〜コラム」より

江田けんじNET
 http://www.eda-k.net/
→江田憲司議員の公式サイト。骨太のコラムや地元のお店紹介などコンテンツが充実。

HAMADA KAZUYUKI.COM http://www.hamadakazuyuki.com/
→浜田和幸議員の公式サイト。情報量が豊富で、読み応えのあるコンテンツが見どころ。

註1: 厳密にはホームページは別の意味であるが、日本ではウェブサイトと同義で使用されることが一般的。
註2: ソーシャルメディア(SNS)の一種で、インターネット上で情報発信や個人間のコミュニケーションがとれるメディア。
註3: 世界中のネットワークにおいて、個別にコンピューターを識別するための名称。名称の重複はない。
註4: 本人になりすまして他人がネット上で活動すること。
註5: ツイッターなどのタイムライン(時系列の発言記録)を別のサイトに表示し、随時更新する機能。