ネット選挙の魅力とそのリスク


ネット選挙の魅力とそのリスク

ネット選挙の魅力とそのリスク どのようなことでも、物事には良い面と悪い面があります。それは個人の価値観によってもとらえ方が変わってくるものですが、特に、インターネットの利用に関しては、世代間格差、情報格差があると考えられています。使いこなす層にしてみれば、なくてはならないものであり、ネット選挙に至っても当たり前であって、遅すぎると考えていますし、現代の日本では、そのような人の方が多いから、このような改正に至ったのです。

一方で日常生活にインターネットを活用していない層にとっては、不安でしかないようです。例えば、安倍首相は小泉元首相が始めた「ぶらさがり取材」を廃止し、メディアを介さないフェイスブックでの発信を始めたことも、結局はテレビや新聞が取り上げるフェイスブックの内容を知るしか術がなく、損した気分になっているのです。

インターネットでの選挙活動が解禁結局のところ、インターネットでの選挙活動が解禁になっても、便利なツールとなり得るかは、個々の政治家、あるいは有権者次第です。まして、政治離れが進む若い層が最もインターネットを活用している層なのですから、インターネットでの発信が可能になっても、劇的に何かが変わるということは期待できないでしょう。

ですから、必要以上に期待せず、また不満を感じたりせず、冷静にメリット・デメリットを捉え、我々国民の権利である「選挙」の判断材料として役立てるようにしましょう。では次項では、ネット選挙のメリットネット選挙のデメリットを考察していきます。